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01.03
Thu
小さいおうち (文春文庫)小さいおうち (文春文庫)
(2012/12/04)
中島 京子

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久しぶりに小説らしい小説を読みました。
直木賞受賞とのことですが、
最近の文学事情にとても疎い私は全く知らなかった・・・

昭和初期、少女時代から女中として
東京の中流階級の家庭に奉公していたタキちゃんが、
おばあちゃんになってから、
女中時代の思い出を記録していくっていう内容です。

賢くやりくり上手なタキちゃんは誰にでも愛される人柄で、
奉公先の時子奥様や恭一ぼっちゃんとのやりとりがとても微笑ましくて、
特に時子奥様との友情を超えた信頼関係というか、
お互いを深く思いやる大切な存在となっていく様子が
とても愛おしく思えました。
そして時代は戦争へと突入し、
タキちゃんの人生にも大きく影響する出来事もあり・・・

最終章ではググッと読者の心をとらえて離さない構成になっていて、
詳しくは書きませんけれど、
色んな思いがぐるぐると巡るとても心にこる読後感でした。


著者の中島京子さんのプロフィールを見ると、
1964年生まれとありますので40代後半のようですが、
昭和初期の東京の様子や、その時代の人々に流行っていた言葉など
とてもリアルに書かれています。
会話を読んでいると、頭の中でその時代の映画俳優さんたちの
あの独特なしゃべり口調で読んでしまっている私でした

戦前は明治以降の西洋文化を取り入れた昭和モダンの全盛期なんでしょうか、
この本を読むと戦前の東京はとても好景気で活気があり、
まるで80年代のバブル期のような感じがしました。

その頃の映像がないかと探してみたら、こんなものがありましたよ。

1から5までありました。お暇なかたは是非見てみてくださいませ。
途中から戦争へ出征していく青年の壮行会などの映像もあって、
そのあたりは見ていて本当に切なくなりました。



「小さいおうち」は映画化されると帯に書いてありましたよ。
それは是非見たいです!



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