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07.07
Thu
わたしを離さないで



ロードショーで見逃してしまったけど、
近くの小さな映画館にやってきたので見に行って来ました。

原作本はいまいち感情移入できなかったんだけど、
映像としてこの物語をみるとすごくすごく切ない映画でした。

クローン人間として健康に育ててもらい、
大人になったら何度かの臓器提供をして
それで生きる使命を終えるのだけど、
やっぱりみんなクローンとは言え
ちゃんと感情を持った一人の人間なんだよね。
長く生きられないのなら、
せめて少しの間だけでも愛する人と一緒にいたい。
自分たちにも魂はあるんだと証明して見せている姿が、
大人でありながら幼く純粋で痛々しかったです。

原題「Never Let Me Go」は
物語の中に出てくるカセットテープに入ったラブソングのタイトルです。
この曲を目を瞑ってうっとりしながら聴いているキャシーは
やっぱり普通の女の子だなあと思ったし、
嫉妬心からキャシーからトミーを奪うルースも
やっぱり普通の女の子だったと思う。

登場人物がクローン人間というSF的で非日常的な設定ではあるけれど、
内容は至って純文学で人間的。
カズオ イシグロさんの、この小説を通して言いたかったことが
伝わって来たような気がしました。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
(2008/08/22)
カズオ・イシグロ

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